じゃがいも少年のエンタメHISTORY

神戸生まれ神戸育ちの丸坊主いがぐり中学生が後にバンドでメジャーデビューし、バンド解散後、芸能事務所の音楽制作スタッフとして拾われ、大御所芸能人Kの運転手兼付き人を経て、敏腕!?マネージャーになるまでの思い出と、そんなじゃがいも少年から見た当時の特殊な芸能界の裏側なんかの記録を綴ります。

あのドラマー

高校3年の夏の終わり、Oの陸上部の後輩が主催するホールLIVEに先輩バンドとして声が掛かりました。
オリジナル曲のアレンジ・録音作業を続けていたOとじゃがいも少年でしたが、これはいい機会だと、Oの中学の同級生で別の高校でBOOWYやZIGGYなどのコピーバンドを組んでいたUに声を掛け、即席バンドを組むことになりました。

 

もちろんじゃがいも少年がベース、Oがボーカル、そして元々バンドではボーカルだったUがギターを担当となり、ついでにUのバンドのドラマーIを連れて来てくれることになり、一気に4ピースバンドが結成されました。

 

このドラマーIはじゃがいも少年とOとのBOOWYのコピーバンドが主催する高校生LIVEに出演してもらったUのバンドのメンバーで、そのドラムテクニックはおそらくこの界隈の同世代の中で間違いなくトップクラスだと思える程巧く、そのLIVEの演奏を見ながらじゃがいも少年とOは「このドラマーをメンバーとして引き抜きたい。」と話しており、正に願ったり叶ったりで一緒にバンドをやることになったのでした。

 

その即席バンドでミーティングを重ね、Oのオリジナル曲のカラオケ音源などを渡し、LIVEに向けてのリハーサルとして初めてスタジオに入ったのですが、Iは渡してあったオリジナル曲のドラムマシンで作ったドラムパターンを寸分狂わずコピーしており、高校生とは思えないドラム技術でOとじゃがいも少年の度肝を抜きました。

 

この出会いがプロへの道のまた大きな一歩となったのでした。