じゃがいも少年のエンタメHISTORY

神戸生まれ神戸育ちの丸坊主いがぐり中学生が後にバンドでメジャーデビューし、バンド解散後、芸能事務所の音楽制作スタッフとして拾われ、大御所芸能人Kの運転手兼付き人を経て、敏腕!?マネージャーになるまでの思い出と、そんなじゃがいも少年から見た当時の特殊な芸能界の裏側なんかの記録を綴ります。

バンドスコア

高1の冬休み、じゃがいも少年は初めての郵便局でのアルバイトで稼いだお金で、三ノ宮の楽器屋さんに行き、ベースと練習用アンプ、それにそれをつなぐシールド(ケーブル)やチューナー、ピックやストラップや替えの弦などの備品も揃え、次はバンドスコアと呼ばれる楽譜をYAMAHAのお店に買いに行きました。

 

当時ハマっていたUNICORNの2ndアルバム「PANIC ATTACK」やTHE BOOMの1stアルバム「Peacetime boom」のバンドスコアを見つけ、確か当時1冊2,000円×2冊の大金をはたき、早速家で練習を始めたじゃがいも少年。

 

最初はチューナーの使い方が分からずいきなり弦を巻き過ぎて切ってしまったり、四苦八苦でしたが、バンドスコアのTAB譜と呼ばれる初心者にも優しい指使いの楽譜を見ながらベースを練習しまくるじゃがいも少年。

 

ベースの練習は楽しく、毎日何度も何度も練習することで少しずつ弾けるようになり、CDに合わせてベースを弾いてミスなく付いていけるようになっていくのが快感となり、じゃがいも少年はどっぷりベースにのめり込んでいきました。

 

特に大好きだったTHE BOOMの「星のラブレター」や、簡単そうだと思って練習を始めたUNICORNの「ツイストで目を覚ませ」のベースラインはあちこちに指が動き回ったり、難しい音符が出てきたりと初心者向きではなかったのですが、ベースとはこういうものだという思い込みから、その曲達を必死で練習したことで、じゃがいも少年はメキメキとベースの腕前が上がっていきました。