初顔合わせ
伝説の!?ギタリストM、飛び抜けた技術のドラマーI、作詞作曲センス抜群のボーカルO、そしてコツコツベースを練習したじゃがいも少年。
当時の神戸の高校生バンド界を代表する!?同級生4人が揃い、高校3年の冬休み正月が明けた頃、とある雪の降る三ノ宮で4人は初めて顔合わせをすることに。
実質的にMとIが初顔合わせになったのですが、Mは開口一番「ドラムの子やろ?」とじゃがいも少年の時同様会話の入口のパターンをさらけ出すのに対し、IはMのTシャツに皮ジャンスタイルに対して「冬でもロッカーはそうなん?」とIらしい切り返しでした。
4人は三ノ宮の駅前の通りにある喫茶店「ピカソ」に入り、各々注文。
この日はバンド名を決めようという流れになり、それぞれが思い付くアイデアを出していきます。
自然とこのバンドは長くなりそうだと誰しもが思ったのか、あまり安易な名前は付けたくないというのがメンバーの本音だったのですが、だんだん集中力が切れてしまい、誰かが頼んだミートスパゲティに付いて来た粉チーズを手に取り、「CRAFT」でえーんちゃうん?などとふざけ合いながら、結束を固めて行くのでありました。